■はじめに
はじめまして、ヒステリックと申します。
ポケモン対戦はBWからやっており、瞬間レートは2200を1回、最終レートは2000を何度か達成している程度の実績です。
今回初めて、最終レートで2100を達成しましたので、構築紹介も兼ねて記事を執筆することにしました。
■使用構築
TN:ヒス
最終順位:121位
最終レート:2101.890
■構築経緯
1.愛でブラッキーを採用
2.ハバタクカミ対策枠を検討し、ヒードランを採用
3.水ウーラオスが重すぎるため、パーティにいるだけで仕事ができる水オーガポンを採用
4.抜きエースとなる浮いているドラゴンを検討し、性能の高いカイリューを採用
5.ガチグマやテツノツツミ等、特殊の高火力アタッカーが重いため、特防数値の高いチョッキハバタクカミを採用
6.受け崩し枠に、瞑想ラティオスを採用
■個体紹介
※選出所感は、あくまで見せ合い時点での考察をメモ書き程度に言語化したものです。役割対象に対しての対面性能は度外視しております。参考程度にご覧ください。
ブラッキー
相棒枠。
長年使っていることもあり、この子から構築をスタート。
カミ、ラオス、サフゴが沸いている環境ではあるものの、テラス込みの積ませ性能が高く、十分に活躍できると思っている。
いつも通りあくび型で構築を始めたが、単体での積ませ性能を高めたほうが選出機会が多いと判断し、あくび→どくどくに変更。
(最速起きの運要素で安定しなかったり、プレイングが甘く相手の眠らせ判断との噛み合いが悪かったことも理由。途中、吠えるで潜るほど血迷った)
中火力の特殊アタッカーも数値では受かることから、テラス込みでのごまかしレベルではあるものの、見れる範囲はかなり広くなった。
身代わり/挑発のないアシレ、ライコ、エルフーンあたりも突破している。
テラスは毒orフェアリーの選択だったが、鉢巻カイリュー、ツキに逆鱗で突破される負け筋を消すため、フェアリーで落ち着いた。あと色メス個体にハートを被せたかった。
【調整意図】
HBぶっぱ。
ハッサムの上からイカサマを打ちたいため、昔から余りはSに振っている。
【選出所感】
役割対象:カイリュー、パオジアン、イダイトウ、ランドロス、ハッサム、トドロクツキ、ゴリランダー、エンテイ
毒の通りや、積ませられる可能性のあるポケモンがどれくらいいるかを見て選出判断。
ランドキュウコンのようなサイクルパにも、毒が通る場合は積極的に選出していた。
・ハバタクカミ、ウーラオス、サーフゴー、アシレーヌ、オオニューラ、ジャローダの内、3体以上がいたら非選出
ヒードラン
ブラッキーと合わせて、カミやパオを受けれたり受けれなかったりする。
風船を持たせることでランド入りにも先発できるが、挑発持ちや居座っての岩封もあり、またとんぼの引き先次第で鬼火を打つべきかが変わるため、技選択が難しかった。
先発が読まれすぎたため、最終日は後発にする等で工夫を凝らしたが、それでも先発性能は高く、体感の選出率も1位。
電磁波麻痺や鬼火外し等、下振れ要素が強く、心が荒む瞬間も多くあるが、カミへの遂行速度+受け出し性能、及びブラッキーとのサイクルを考えると、ドランが唯一無二の性能で適任だった。
とんぼを打たれたときは、毎度祈りを捧げる。
【調整意図】
・A:下降補正がかかるとHBカミに対するヘビボンの乱数が変わるため、呑気
・B:11n
・D:C4振りカミの2倍祟り目が乱2(7.4%)
HBほぼ極振りのカミは、ヘビボンで低乱数(25%)のため、タイマン性能を上げるためにDにも割いている。
(Bを削っているカミであれば、ヘビボンで概ね確1)
2耐えすることで痺れの運負けが減る上に、他の特殊技を受けることも多々あるので、個人的には必須級の調整。
Bを少し削るデメリットとして、意地パングロ水ラオスの水流連打が低乱数(6.2%)になるが、落ちたことはなかった。
【選出所感】
役割対象:ハバタクカミ、カイリュー、パオジアン、ブリジュラス、ハッサム、Aキュウコン、アーマーガア
特段出せない相手もいない。
オーガポン(いどのめん)
先発のドランにスカーフ水ラオスを合わせられた際、PTにいるだけで相手に択を押し付けられることが強み。
最初はHDベースのやどみがで、ドランとサイクルがしやすい+グライやキョジ入りにも強く出られるようにしたが、後者が安定せずに型変更を決断。
ドランが起点にされることが多く、速いアンコ持ちが欲しかったため、前から使用感の良かった最速ASベースの剣舞アンコ型に変更。
アシレへの後出しがしづらくなったが、地面技やランドのステロをアンコで起点にして3タテすることもあり、個体自体は強かった。
しかし、本当はラオスに強い枠にしたかったものの、結果的にラオスのために投げることはほぼなかったので、もう少し良いポケモンor調整があったようにも感じる。
【調整意図】
こちらの記事のものを参考にしました。
(無許可のリンク掲載のため、問題があれば削除いたします)
【選出所感】
役割対象:ガチグマ、サーフゴー、ランドロス、イーユイ、アシレーヌ、ディンルー、ママンボウ、キョジオーン、グライオン
広い範囲を見れるが、そこまで積極的に選出はしていない。
・パオジアン入りには基本的に非選出
・ブリジュラス入りへの選出は消極的
カイリュー
最速の最強ポケモン。
シーズン中盤まではアンコールの枠が羽休めだったが、ラオスへの後出しが安定しないことからサイクル介入する機会が減ったため、抜きエースとして強くなれるように型変更した。
このPTだからか、アンコールはほぼ読まれることがなく、無償で竜舞or裏への負荷をかける行動ができていた。
鋼テラスだと、ブラッキー/ドランと合わせて格闘技が一貫してしまうため、最初はフェアリーテラスで使っていたが、上記の通りサイクル介入が減ったことから、最終日に単体性能の高い鋼テラスへ変更した。
神速カイリューに強くなったことは利点だが、フェアリーは相手のスケショに1ターンもらうこともあり一長一短のため、運用方法次第でどちらでも良いと思う。
【調整意図】
最速ASぶっぱ。
シーズン中盤までは意地HASで調整していたが、羽休め→アンコの変更とともに、少しずつ耐久が落ちていった。
終盤に、相手のカイリューをほぼ抜ける陽気の安心感に気づく。
元々A実数値は190弱で使っており、陽気にするデメリットも特になく、PT上キツいパオにS1段階上昇で上を取れることも決め手となった。
最終日に、カイリューに確実に上をとれること、及び準速ランドを抜けることから、最速のASぶっぱに着地した。
【選出所感】
役割対象:この世の全て
・ヒードラン、ハバタクカミを選出したい試合で、相手にランドロスがいる場合は非選出(水ポンがエースになることが多い)
・ラティオス/ラティアス入りへの選出は消極的(先に展開されなければ、竜舞アンコで勝てる)
ハバタクカミ
補完枠にして、選出率3位。
ツツミが重すぎたことから採用したが、あまり見ることがなく、高速アタッカー兼特殊受けとして汎用的に働いてくれた。
サイクル介入もでき、これまで使ってきたハバタクカミで最も使用感が良い。
ドランを起点にしてくる炎ポンがキツすぎたことから、ドランの噴煙+パワージェムで確実に落とせるよう、ステラテラスにした。実際にテラスを切るかは、噴煙のダメージを見て判断。
眼鏡であればテラスを切らずとも確実に落とせるが、パワージェムで拘りたくなかったことや、そもそもこの型でも噴煙+テラスなしパワージェムで落とせることが多かったため、アイテムは変えなかった。
相手が型誤認をして勝手に拘り決め打ちをしてくれることもあり、アドを取れた試合もあった。
【調整意図】
こちらの記事のものを参考にしました。
(無許可のリンク掲載のため、問題があれば削除いたします)
ポケモンSV シーズン14使用構築 夜天凶襲ブラッキー - クゥリのブラッキーをこよなく愛するポケモン日記
最速オオニューラを抜きたい場面があり、Sを上げたかった一方で、パオに突っ張ることはほぼなかったので、オーガポン抜きまで下げて良い気もする。
結局物理技はほぼ受けないので、Bも削って良いと感じ、調整は再検討の余地あり。
【選出所感】
役割対象:オーガポン、ガチグマ、イーユイ、アシレーヌ、ディンルー、テツノツツミ、タケルライコ、キラフロル
上記以外にも、型次第で多くのポケモンに有利をとれる。さすが神。
・炎オーガポン入りには積極的に選出
ラティオス
最後の補完枠。受け崩し対策。
いろいろなラティアスを使って受け対策をしていたが、勝てなさ過ぎてお兄ちゃんを呼んだ。
対受けに関しては、マントラウドボーン以外全て勝った。なぜか受けルには3回切断された。
汎用的な型ではないため選出率も低かったが、浮遊+鋼テラスでスタンパにも十分戦える性能のため、ドヒドディンルーやピンのグライにも選出することがあった。
【調整意図】
・H:耐久にある程度は割きたいため、16n-1
・S:最速ラオス抜き
・C:余り
崩しがメインの役割となるため、火力を重視。
それでもキョジ入りの炎ポンはある程度抜いておきたかったので、Sは実数値165まで振った。
S調整が刺さることは特になかったため、最速ランド抜き、準速イーユイ抜きとかでも良いと思うが、選出時の精神衛生上、このまま使用していた。
【選出所感】
役割対象:受けループ全般、キョジオーン、グライオン、オオニューラ
・パオジアン入りへの選出は消極的(そうは言ってられないことも多々ある)
■基本選出
1.対スタンパ(BIG6系統)
⇒相手のカミ、炎ポン、ラオス、ガチグマ、パオ、ブリジュラス、ランド、アシレあたりを軸に考え、辛くならないポケモンを選出。
2.対サイクル系統
ヒードラン@2
⇒1と差別化するほどではないが、ブラッキーを突破できない相手が多く、ステロ+毒でサイクル勝ちする展開が多かった印象。
3.対受けループ
⇒正直@1はなんでも良い気がするが、剣舞アンコが強かったため、ほとんどが水ポンだった。
■所感
補完枠のカミとラティを入れるまでは、キツいポケモンが多すぎてかなり苦しかったです。
環境に蔓延しているカミ、パオ、ラオスがキツい時点で良い構築とは言えないかもしれませんが、ブラッキードランを使う以上、うまくサイクルを回して勝つしかないと思っています。
ヒードランについては、唯一無二の性能だと思っておりますが、ブラッキーの相方としては他のポケモンも検討していました。
来期はまずドラン以外の相方で、サイクルパを試してみようと思っています。
以下、キツかったポケモンと簡易的な立ち回りです。
・対ハバタクカミ
ドランが対面したときは、ステロよりも処理を優先してヘビボンを押すようにしていました。
引かれたときは、ドランを大事に使いながら、カイリューで先にS上昇することを意識して立ち回ります。
・対水ウーラオス
ドランが対面したときの技選択が難しく、大きく相手依存な立ち回りになります。
今季このPTで更に上位を目指せなかった理由でもあります。
テラス切り、カイリュー引き、水ポン引き、そもそもドランを先発しない等、やりようはあると思うので、研究していきたいです。
・対悪ウーラオス
ドランやブラッキーが対面したときは、その後の立ち回りを考慮せず、白旗を上げてテラスを切ることが多かったです。
・対ディンルー
水ポンを先発に合わせたいですが、結局カイリューに引かれてアドを取れないので、仕方なくドランを先発させていました。
ドランを対面させるとステロまきびしで仕事をされてしまうので、こちらのサイクルが回しにくく、苦しい展開が多かったです。
・オオニューラ
先発にラティを合わせるか悩むレベルにキツいです。
ブラッキードランの時点で、PT単位で格闘全般が鬼のように厳しくなってしまうため、
漠然と対面で勝つ意識を持って立ち回っていました。
■あとがき
長くなりましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ブラッキー入りのサイクルパを使いたい方にしか需要はないかもしれませんが、自分なりに満足のいく結果とともに、初めて構築記事を執筆することができ、嬉しく思います。
次は最終2桁順位を目標に、また強い構築を探してみたいです。
当方、別ゲームやポケカのプレイヤーでもありますので、また何か機会があれば、こちらに記していこうと思います。
何かありましたら、@hys_melx までご連絡ください。